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このロゴがひどい。〜映画『まぼろしの邪馬台国』

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ちょっと前に映画館で観た予告編『まぼろしの邪馬台国』の
ロゴがとりあえずひどかった。
↑↓どうですか、この落差。

『まぼろしの邪馬台国』ロゴ

『まぼろしの邪馬台国』ロゴ



吉永小百合の卑弥呼姿というのも、
草野さんがふしぎ発見よろしく解説する予告編というのも、
まあかなりのインパクトですが、
(草野さんは本編にもでているらしい)
おそらく夫婦愛押しの感動映画っぽいのに
そんなポップなロゴはないよなぁ。
おまけに予告編内での使われ方は、白→ピンクのグラデーション。
それだけで「もうすべて台無しっ!」て言ったら言い過ぎだろうか?


わたくし、恥ずかしながら
吉永小百合の映画ってほとんど観たことがないのですが、
唯一観た『北の零年』という映画は
出ている役者の演技は本当にどれも素晴らしかった分、
(吉永小百合は日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞)
ラストの帰着のさせ方があまりにひどすぎた。
明治の日本から現代のアメリカにすっとんだような、
そんなまとめ有りかーーー!?と。
途中まではストーリーだってとてもいいんだ!素晴らしいんだ!
よすぎただけに、あれはとても残念な気持ちになったなあ。

『まぼろしの邪馬台国』も製作・配給が同じく東映なので、一抹の不安が・・・。
主演以外のキャストも、プロモーションも、
正攻法で攻めた方がよかったんじゃないだろうか?
ロゴは明朝でよかったんじゃないか?
ロゴ下部「YAMATAIKOKU」もちょっと違うんじゃないか?
なんだか色々とっちらかってる気がします。
いい作品かも知れないのに、このB級臭では・・・。


ついでに:

役者はよいのに話がひどい日本映画の大作、といえば、
『蒼き狼 地果て海尽きるまで』もそうだなあ。
反町隆史も若村麻由美もあの中でよく頑張っていたと思うよ(泣)
同じチンギス・ハーンで日本人主演である浅野忠信の『モンゴル』と比べて、
『蒼き狼』はファンタジーなの!といろんなことに目をつぶっても、
映画としてのの出来は月とスッポン、だよなあ・・・。

ちなみに私は反町隆史の演技は結構好きで、
もっと評価されてもいいんじゃないかと思っていたりします。
ある人に言ったら超バカにされましたが、あえて言おう(笑)、
あんたがバカだ!
演技は正直巧くないと思うけど、
周りをふっとばしてしまうようなあの迫力、凄味、真剣味を
出せる人ってそうそういないと思います。
(ちょっと前の大河の信長役とか)

そういえば、次の次の大河は福山雅治が坂本龍馬をやるらしいですね。
うーん、それは正直やめてほしいくらいに思ってますが、
作品としては、『新選組!』に続き
またまた新しい切り口の大河になりそうな気配です。
観てみようかなー。
江口洋介の坂本龍馬がすごくよかったんだけど。



『まぼろしの邪馬台国』
http://www.mabotai.com
監督: 堤幸彦
出演: 吉永小百合、竹中直人
公開: 2008年
配給: 東映

昭和40年代初期、第一回吉川英治文化賞を受賞したベストセラー「まぼろしの邪馬台国」が発端となり、邪馬台国ブームが沸き起こった。その著者は、島原鉄道の元役員で、「島原の子守唄」の作者でも知られる、全盲の文学者・宮﨑康平。破天荒な言動、行動を繰り返しながらもどこか憎めない人柄の宮﨑。その傍らには、いつも妻・和子がいた。目の見えない康平に魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返して読み聞かせ、立体地図を作って九州各地を旅した。執筆は康平の口述を和子が書き留めいくという共同作業。康平の夢はいつしかふたりの夢となっていったのだった。



『北の零年』
http://www.kitano-zeronen.jp
監督: 行定勲
出演: 吉永小百合、豊川悦司、渡辺謙
公開: 2005年
配給: 東映


『蒼き狼 地果て海尽きるまで』
http://www.aoki-ookami.com
監督: 澤井信一郎
出演: 反町隆史、菊川怜、若村麻由美
公開: 2007年
配給: 松竹

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