映画をばしばしばしっと観てきた。
いずれも、アカデミー賞受賞作という以外なんの予備知識もなく観てきた。
(サイトの解説を読むのがめんどくさいわけでは決して・・・)
アカデミー賞詳細は: http://oscar.com/
Thank You Camというビデオ・コーナーが面白いです。
そういう観かたの方がはまった時の感動が大きくなるし、
“そうでもなかった”時には期待値との落差によるショックが幾分やわらぐ。
(乾いたスポンジは水はもちろんダメージまでをもよく吸収し、
愛情を醸成する培養地ともなるのだ)
とりあえず主要部門の受賞作を。
ラインナップは
「ノーカントリー」
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
「フィクサー」
私は↓上から順に面白かったです。
それぞれに、この賞を受賞してるっていうのが納得できます。うんうん。
一番好きなのはやっぱ「ノーカントリー」だなー!
「ノーカントリー」
原題: No Country For Old Man
監督: イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
出演: トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン
受賞: 作品賞/監督賞/脚色賞/助演男優賞(ハビエル・バルデム)
http://www.nocountry.jp/
これまで見た映画の中でもハビエル・バルデムの異常さは際立っているなあ。
ていうか普段はイケメンなんだな!セクシーじゃないか!
原題をみると分かるけど、主演はトミー・リー・ジョーンズなんだよね。
終わり方が、そう終わるかー、というね。
コーエン兄弟やるなー。あいかわらず。
観終わった後、思わず鼻から溜息がもれます。んむふー。
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
原題: There Will Be Blood
監督: ポール・トーマス・アンダーソン
出演: ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ディロン・フレイジャー
受賞: 撮影賞/主演男優賞(ダニエル・デイ=ルイス)
http://www.movies.co.jp/therew……llbeblood/
「血があるだろう」ってどういうことじゃい?
「血が流れるだろう(=流血するようなことになるぜ)」って警告か?
* there isって表面的に見えるものを指しているようなイメージがして、
* 血痕とか、血液が瓶に入って置かれてるシーンとかが浮かんだのだ。
と思いつつ観に行ったんだけど、ほーほーほーう、そっかー、なるほどねー。
答えはサイトを見ればすぐ分かりますが、
この意味も当たってるっちゃ当たってる。
(英語として正しいかどうか知りませんが)
これはDVDであと2回くらい観たいな。
「フィクサー」
原題: Michael Clayton
監督: トニー・ギルロイ
出演: ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン
受賞: 助演女優賞(ティルダ・スウィントン)
http://www.fixer-movie.com/
この監督はマット・デイモンの「ボーン・アイデンティティ」シリーズに
全て関わっている脚本家だそうで、ああ、なるほど。分かる分かる。
ティルダ・スウィントンのあまりいかしてない見た目が、
役どころをより生々しいものにさせててよい。
(ファッション、肉体の微妙にゆるいかんじ)
ちなみにティルダ・スウィントンは「ナルニア国物語1」の白い魔女です。
とてもきれいな人なんです。好き。