かわいいなあ。
そう思ったので、
「かわいいですね。」
と書いたんだけど、
なんだか足りない気がして
「かわいらしいですね。」
か?
とも思ったんだけど、
「かわいい」+「らしい」
ってことは
「かわいい」+「〜ぽい」
つまり、
「かわいい、ようなかんじがする」
「かわいい、ように見える」
ってことで、これでは
それが“かわいいという可能性”が薄まってしまう。
どうだろうこの自信のない誉め。
誉める喜び、誉められる喜び、ともに大幅ダウン。
せっかくかわいい(と思った)のに(、俺)!
あまつさえ、
「(かわいいように見えるけど実はそれほどでもない、でもまあ一応)
かわいい
(と言っておくか)」
というこちら側の気分が透けて見え(そんなものないのだが)、
誉めると見せかけてけなしている!ひどいやつだ!
とも受け取られかねない。
これではたまらない。
せっかく誉めてるのに!コノヤロー!
という気分にこっちもなってくる。
・・・違うんだ。
誉めたいんだ。ただ誉めたいだけなんだ。
誉めたくて誉めたくてもう、うずうずなんだ。
で、考えたあげく
「かわいいですね!」
に落ち着く(びっくりマークが葛藤の証だ)。
誉め足りないがしかたない。
* しかしこれほど複雑な、気持ちのこもったびっくりマークは
* そうはないんである。
* そんじょそこらのびっくりとはわけが違う。
* どんだけのびっくりであるか、そのへんを
* 察していただきたいのである、こちらとしては!(結局上から目線か)
↓誉めのスキルが足りてないエッセイ収録。
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