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TM NETWORKが好きだった。

(※長いですけどぜひ「一番下」までご覧下さい。「一番下」だけでもいいです)

 
このところ胸にどきゅんとくるCDに当たらないので、
久し振りにiTunesローラー作戦を展開。
たまにはきれいな日本語を聴きたいねー、とスクロールしていると
TM NETWORK発見。おお、そういえば。

わたしの“音楽”の原体験はTMさんで、
小学校3〜4年の頃「Come On Everybody」(1988)にしびれて以降、
 *宮沢りえ主演の映画「僕らの七日間戦争」主題歌の
 *「Seven Days War」(1988)の方が先かも知れない。
 *映画も好きだった。りえちゃーん!
CDとか本とか雑誌とか買いまくったなあ。ラジオも聴いた。
終了宣言というのをするまで(高校1年くらい)モーレツに好きだった。

 
懐かしくなったので持っているアルバム(下記、Gift for Fanks以外)を
押し入れの奥からひっぱり出してきてiTunesに投入してみた。
(いかんせんSonyなので、昔の曲は配信サイトがmora限定なのが残念)

やっぱかっこいいじゃないすか。
特に宇都宮隆のこの頃の“安定感のない”歌声は本当にすてきなんだ!
(中島美嘉的な“気持ちのいい不安定さ”といえば分かってもらえるだろうか?)

アルバム一覧:
O オリジナル/B ベスト/R リミックス/L ライブ/M ミニ・アルバム
——————————————————————
1984 [O] RAINBOW RAINBOW
1985 [O] CHILDHOOD’S END
1985 [M] TWINKLE NIGHT (以上この辺までニュー・ロマンティック)
1986 [O] GORILLA (Funk〜Dance路線。Dance Classics的なかんじ)
1987 [O] Self Control (シンセ・ポップ路線スタート)
1987 [B] Gift for Fanks (Get Wild収録のベスト)
1987 [O] humansystem (引き続きシンセ・ポップ)
1988 [O] CAROL (ブリット・ロック×シンセ・ポップ。生音が増えた)
1989 [R] DRESS (ダンス・リミックス。Chicのナイル・ロジャース参加)
1990 [O] RHYTHM RED (TMの中で唯一異質のハード・ロックなアルバム)
1991 [O] EXPO (基本ダンス。音が軽くなった。この辺から小室系スタート)
1992 [L] COLOSSEUM 1、2 (ライブ・ベスト)
1993 [R] CLASSIX 1、2 (ダンス・リミックス)
1994 [B] TMN BLACK、RED、BLUE (シングル、ダンス、バラードのベスト)
1994 [L] final live LAST GROOVE 5.18、5.19 (ラスト・ライブを収録)
——————————————————————

当初のニューロマ路線が当たらず、ダンス寄りにもっていくもぱっとせず、シンセ・ポップ路線に活路を見いだし、シティハンターとのタイアップ効果により「Get Wild」でついに大ブレイク、1987年の怒濤のリリース・ラッシュとつながります(中高生相手にえげつないな…Sony)。

『Self Control』からのブレイクに向けての流れというのは、音楽的な方向性によるものというより、メッセージ性の強い歌詞が当時の主流と相まって、という方が大きいのかも知れません。今聴くと『Self Control』自体が十分ベストとして成り立つラインナップで、売れる路線というものがより意識されたアルバムという気がします。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。



その次の『humansystem』は売れた『Self Control』の流れを汲んだアルバムで、楽曲の方向性を転換しなかったという意味においては唯一守りに入った作品といえるんじゃないでしょうか。販売戦略的なことなんでしょうね。

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売れたところで『Carol』でしっかりとしたコンセプト・アルバムおよびメディアミックス展開。海外レコーディングに豪華なステージ構成・セット、アニメの制作と、これは相当お金かかってそうです。

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リミックス・アルバム『Dress』をはさんで(ここで再びダンス展開っていうのは、やっぱり小室哲哉がやりたかったんでしょうかね?)、大きくイメージ転換を図った『Rhythm Red』。バブル全盛期で世の中的にもCI変えたりなんだりって、流行ってましたね、この頃。プログレ、ハード・ロックというのは小室哲哉のルーツとしてよく挙げていましたし、この年代の人は確実に通ってきてる道でしょうから、もう、やりたいことを思いっきりやらせてもらえるようなポジションになってたということでしょうね。

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で、『Expo』。これまで全てのオリジナル・アルバムで軸となる楽曲の路線が割と明確にあったんですが、今作は“楽曲というパビリオンを集めたアルバム”=コンセプチュアルではないというのがコンセプト、というように、まあ何をやってもとりあえずは売れると。やりたいことも大体やり尽くしたし、という感が、今にしてみると伺えますかね(もちろんいい曲ありますよ!)。これが最後のオリジナル・アルバムとなるわけです。小室哲哉はここから再びダンス路線に傾倒していくようです。この時代はユーロ・ビートですね。バブルだ。

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小室哲哉は「Get Wild」と前後して、楽曲提供や映画音楽制作などソロとしての活動も活発になり、以降TMと平行して続けていくことになります。ソロ作品も出しています。あとYOSHIKIと組んだ衝撃の「V2」とか。
『Expo』後に宇都宮隆、木根尚登の2人もソロ・デビューを果たします。小室哲哉は『Expo』後から、trfを皮切りに一連のプロデュース・ワークで一財産築いていくわけです。

そして、デビュー10周年のその日に終了宣言。以降ラスト・ライブと、その関連商品(ベスト盤、ライブ盤、未発表音源、ドキュメンタリーやライブ映像、出版物など)のリリースに向けて盛り上がっていくと。ちょっと前からラジオ番組をスタートさせたりして、このあたりの宣伝・告知もうまいことやっていた気がします。
ああ、買ったさ。

その後知らぬ間に再結成してリリースに、ライブにとご活躍中の模様です。
50歳かー。15年前まではウツもてっちゃんも
しゅっとしてきりっとしてステキだったのになあ(木根さん不変)。

↓1994年ラスト・ライブの模様。

メンバーの3人は言わずもがな、
ギターのB’z松本孝弘(裸ベスト)、葛城哲哉(黒)、北島健司(白)もかっこいい。
ツイン・ドラムもかっこいいなあ!ていうか豪華だなあ!!
ていうかこの絵は松本が一番かっこいいんだが。
 *ニコニコ内で「LASTGROOVE」で検索するとわんさか出てきます。
 *「Time To Count Down」とか、しびれますよ。
 
 
TMさんの歴史はこの辺にして、
話はだいぶ戻りますが、私の好きなアルバムは『Gorilla』『Rhythm Red』です。
ファンの人気はあまりないっぽいのだが、当時から好きでよく聴いていた。
代表作ではないと思うが、今聴いてもサウンド的にかっこいいし、
全体としてもよくまとまっているのはこの2作じゃないかと。
古いものから順を追って聴いてわかったのですが、
どちらも、前のアルバムまでとは流れを変えたアルバムになってるようですね。
あと『Dress』も好きかなー。

ちなみにWikipediaには、『Rhythm Red』の路線についていけないファンがB’zに乗り換えた、とあります。『Self Control』〜『humansystem』〜『Carol』の流れにどっぷり浸かった人はきっとそうでしょうねー。

私の場合『Dress』→『Gorilla』→『Rhythm Red』→『Expo』→『Colosseum』→『Classix』の順に、『Gorilla』以外はオンタイムで買いました。おかげでB’zに流れなかったわけです。その後ぽつぽつ遡って購入。

2枚目に『Gorilla』をチョイスしたところが我ながらGJ!と言いたい。
(『Gorilla』がダンスだと知ってて買ったわけではないですが)
ポップというイメージがなかったし、それ以前に歌謡曲しか知らないお子さんでしたから、すんなり『Rhythm Red』にはまったと。『Rhythm Red』以外は基本ダンスなので、以降も私の中ではTM=ダンスだという意識で聴いてたんでしょうね。

もちろん楽曲単位で言えばどのアルバムにも大好きな曲が入ってます。単純に最初に聴いた3枚だから思い入れが強いんじゃないかとも言えそうですが、いま客観的に聴いても、この3枚は“アルバムとして”よい出来だと思いますよ。
(じゃあ『Carol』はどうなるんだって話だけど)
 
 
で、こうしてTMさんきっかけで私の音楽遍歴は始まっていくこととなりました。
TMと平行して↓こんなのを聴き出して(今でもたまに聴く)、

ダンス〜ファンク〜ソウル〜R&B〜Hip Hop系:
 Chic、Stevie Wonder、Incognito、Arrested Development、The Brand New Heavies
ニュー・ロマンティック系:
 Duran Duran、Culture Club
グラム〜プログレッシブ・ロック系:
 David Bowie、T.Rex、Yes
アメリカン・ロック系:
 Toto、Chicago、Doobie Brothers、Aerosmith、Rod Stewart、Styx
GS〜フォーク系:
 沢田研二、タイガース、PYG、スパイダース、井上陽水、吉田拓郎
Pops系:
 Billy Joel、Gilbert O’Sullivan、Elton John、Wham!、Daryl Hall & John Oates

この辺から派生して、高め低めボール球と手当たり次第に振りまくり、
今のところ、TMでも軸となっているダンスをメインにぼちぼち、
といったところでしょうか。
おかげさまで割と何でも偏見無く聴けるようになった
っていうのはよかったかなあと思っています。

といっても今やジャンルで括るってこと自体ナンセンスなのかも知れませんが。
 *ていうか広がりすぎて混ざりすぎてムリですあたし。
 *メロコアとエモコアの違いなんて分かりません!

そういえばテクノ・ハウス・トランスとかには長居しなかったなあ。
2ステップ〜ドラムンベースはちょこっとはまりましたけど。
小室プロデュースも何一つ聴くことなく終焉を迎え・・・(笑)
もうTM聴きすぎたんでお腹いっぱいだったんですねー、きっと。

まあ、まとめると、
「いやはやTMさんに出会えてよかったなあ!」
ということです。

 
 
んで!ここまで長々書いて結局何が言いたかったかというとですね、
  ↓↓↓
「宇都宮体操」


イヤーっ!ウツがっっ!!ウツがあぁぁーーー!!!
笑いすぎて1分くらいしかまだ見れない。ぐはーっ!!!
(それでも好き)

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  • UJ said

    2008-05-24 (土) 0:41:21 +0000

    ながっ!!

  • fuzzmaster said

    2008-05-26 (月) 1:08:13 +0000

    だなっ!!

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