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よい音楽とはなんだろうか。

先日ミュージックフェアで90sベスト・ヒットを特集していて、見入ってしまった。あまつさえ感動してしまった。涙ちょちょぎれるかと思った。
ex. http://www.fujitv.co.jp/b_hp/m……/1013.html

私と同世代の人たちはおそらく全部歌えるのではないだろうかこのラインナップ。

何がそんなによいのか。
ミッド・テンポでシンプルなメロディ。
美しい日本語(そのおかげで歌詞が耳に入ってくるのだ)。
自己愛 < 誰かを思う気持ち(これ大事)。

– 本気で忘れるくらいなら はじめから愛したりしない
– 言葉は心を越えない
– なんでもないようなことが 幸せだったと思う

90sのどこが好きかって、こういうことをしれっと言いのける、そのかんじだ。余分な暑苦しさのなさというか。すずしいのだ。でも体温がそこにはあるのだ。一般人ではうまく言葉で表すことのできない「コト」をぱしっと見せてくれるところが音楽の、よい音楽の、「よい」所以であると思う。歌心まさにだ。「歌」なんだよ。

近頃では老若男女誰しもが歌えるヒット曲ってなかなか生まれないけど、でも、森山直太朗「さくら」、Orange Range「花」、GReeeeN「愛唄」なんかは、邦楽はまったく聴かないわたしでも歌える、ほんとによい音楽だと思う(大ヒットしたというのが重要)。カラオケで歌ったら多分泣くなー。

ずるいなミュージシャンは。

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