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それはかわいいのだ。本当に。

かわいいなあ。

そう思ったので、

「かわいいですね。」

と書いたんだけど、
なんだか足りない気がして

「かわいらしいですね。」

か?
とも思ったんだけど、
「かわいい」+「らしい」
ってことは
「かわいい」+「〜ぽい」
つまり、
「かわいい、ようなかんじがする」
「かわいい、ように見える」
ってことで、これでは
それが“かわいいという可能性”が薄まってしまう。

どうだろうこの自信のない誉め。
誉める喜び、誉められる喜び、ともに大幅ダウン。
せっかくかわいい(と思った)のに(、俺)!

あまつさえ、
「(かわいいように見えるけど実はそれほどでもない、でもまあ一応)
 かわいい
 (と言っておくか)」
というこちら側の気分が透けて見え(そんなものないのだが)、
誉めると見せかけてけなしている!ひどいやつだ!
とも受け取られかねない。

これではたまらない。

せっかく誉めてるのに!コノヤロー!
という気分にこっちもなってくる。



・・・違うんだ。



誉めたいんだ。ただ誉めたいだけなんだ。
誉めたくて誉めたくてもう、うずうずなんだ。



で、考えたあげく

「かわいいですね!」

に落ち着く(びっくりマークが葛藤の証だ)。
誉め足りないがしかたない。


* しかしこれほど複雑な、気持ちのこもったびっくりマークは
* そうはないんである。
* そんじょそこらのびっくりとはわけが違う。
* どんだけのびっくりであるか、そのへんを
* 察していただきたいのである、こちらとしては!(結局上から目線か)



↓誉めのスキルが足りてないエッセイ収録。

いろんな気持ちが本当の気持ち

著者/訳者:長嶋 有

出版社:筑摩書房 (2005-07-26)



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